日本共産党の真島省三議員は3月27日の衆院経済産業委員会で、福島第1原発の汚染水外洋排出問題を取り上げ、東電任せに終始した政府の対応をただしました。
真島氏が、2013年9月当時の東電副社長が「今後はデータの公表を第一の原則とする」と答弁していたにもかかわらず、データ隠しの体質は変わっていないと指摘。東電の広瀬直己社長は対応が不十分だったことを認め「データの開示を速やかに行う」と答えました。
東電はK排水路の排水を港湾内に移送するポンプを設置し4月から移動させるとしています。
真島氏は問題発覚から1カ月でできることをなぜ1年前に指示された時にできなかったのかと追及しました。
宮沢洋一経済産業相は「国と東電でリスクを総点検し、問題点を網羅的に見いだそうとしている」と答弁しました。
(「しんぶん赤旗」2015年3月29日より転載)