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町議会が再稼働同意・・高浜3、4号機 全員協議会開く & 福島第1 2号機原子炉も透視

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働をめぐり、高浜町議会は3月20日、全員協議会を開き、再稼働に同意することを決めました。日本共産党の渡辺孝町議は反対しました。野瀬豊町長は今後、同意の可否を判断する見通し。

 協議会終了後、取材に応じた的場輝夫議長によると、議員からは「十分な安全対策が取られていない」との反対意見もありました。

 原子力規制委員会は2月、高浜3、4号機が新規制基準を満たすと判断しています。

 野瀬町長は、取材に「議会の判断は大きな要素の1つとして重く受け止める」と述べました。町長が同意した場合、次は県の判断が焦点になります。

多くの町民反対・・日本共産党の渡辺孝高浜町議の話

 議長を含めて議員14人のうち、反対したのは私1人でした。関電の正社員や、協力会社の社長・社員である議員だけでも5人おり、関電の影響力が大きいのが議会の現状です。しかし、多くの町民が、口には出せないながら、再稼働に不安をもち、反対の気持ちを強くもっています。

 私は町民の声なき声を代弁して再稼働に反対の意思を表しました。「原発ゼロ」と、原発から自立したまちづくりの運動をさらに強めていきます。

 

福島第1・・2号機原子炉も透視

 名古屋大などの研究グループは3月20日、東京電力福島第1原発2号機の原子炉内部を、宇宙線を利用して透視することに成功したと発表しました。測定結果から炉心溶融が裏付けられたとしています。

 特殊な写真フィルムで、宇宙線が大気に衝突した際に生じる「ミユー粒子」の量と飛来方向の分布を測定。事故後も燃料が残っている5号機と比較した結果、2号機の炉心部分の物質量が明らかに少なく、溶融が裏付けられたといいます。

(「しんぶん赤旗」2015年3月21日より転載)

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