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柏崎刈羽再々稼働/「安全軽視」市民が抗議

再稼働に抗議する参加者=9日、新潟市・新潟駅前

東京電力は9日、新潟県の柏崎刈羽原発6号機を再稼働しました。同日、再稼働に抗議するスタンディングが新潟市の新潟駅前で行われ、参加者は「安全性軽視の再稼働は許さない」などと話しました。宣伝した「規制庁・規制委員会を監視する新潟の会」は、東電に抗議文を提出しました。

 代表の桑原三恵さん(77)は、東電がもともとある「制御棒スティック警報」で異常は検知できるとして、不具合の原因となったインバーター(制御盤内の電流変換機器)の故障を検知する設定を切ったことは、「早く故障を検知して事故を防ぐよりも、警報が鳴った場合の点検や調査に要する時間、費用を削減する効率性を優先した東電の安全性軽視の姿勢であり、許されない」と訴えました。

 参加者は、「警報の設定を変えただけで再起動するのはおかしい」(50代女性)、「再稼働すれば事故の危険が増える。その中で生活するのは不安」(60代女性)などと話しました。

住民は不安抱えたまま

 原発問題住民運動柏崎刈羽会長 高橋優一(まさかず)さんの話 数週間の大雪で私は肩を痛めながら自宅の前を毎朝除雪しましたが、幹線道路の方は国土交通省長岡国道事務所が夜間通行止めにして除雪しました。普段はそれで通行可能になりますが、原発事故が起これば除雪中であろうが市民はお構いなしに避難するでしょう。一昨年元日の能登地震で柏崎市内の道路にも段差ができ渋滞しました。大雪が重なれば動けなくなります。

 1月20日に東京電力柏崎刈羽原発が原子炉に火を入れ、その夜遅くに不具合が起きました。懸念は的中し、「また事故が起きるんじゃないか」という不安が頂点に達しました。柏崎刈羽原発の所長は再びトラブルが起きる可能性を否定していません。雪が降ったときに何か起きたらどうするのか。市民は不安を抱えたまま再々稼働のニュースを聞いていると思います。

 「安全と言い続ければ市民は安全だと思うようになる」と知事が言いましたが、再稼働を容認する人が少しずつ増えてきました。小さい声でも私たちの思いを示したい。黙ってはいられません。抗議を続けていきます。

(「しんぶん赤旗」2026年2月10日より転載)