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汚染土、搬入開始容認・・福島県知事 町民「説明ない」 & 汚染土を不法に投棄

15-02-25yoteiti 東京電力福島第1原発事故の汚染土を保管する中間貯蔵施設をめぐり、福島県の内堀雅雄知事は2月24日、施設への汚染土の搬入開始を容認する考えを表明しました。施設と搬入の安全確保など県が求めていた5条件がおおむね満たされたと判断しました。

 内堀知事は、建設予定地がある大熊、双葉両町長や搬入経路となる周辺6町村長と福島市で会い、容認方針を伝えました。大熊、双葉両町長も受け入れる考えですが、施設建設後の監視体制をめぐり、環境省と地元が結ぶ安全協定案の一部修正を条件としました。

 汚染土の運び入れ先は、建設予定地内の一時的な「保管場」にすぎず、施設の稼働に向けた地権者との用地取得交渉は難航。地権者からは「きちんとした説明がないままで搬入を始めるのは一方的だ」と批判の声も上がっています。

 地権者との交渉が難航する中で、保管場着工、搬入容認とステップが進むことに対し、双葉町の作木信一さん(61)は「町民を蚊帳の外に置いて議論が進んでいる」と不信感を募らせます。大熊町の地権者の女性(66)は「地権者、特に若い人への説明がされていない」と指摘します。

 

■汚染土を不法に投棄

 東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染土を仮置き場に運ばず、民家の敷地内に不法に埋めたとして、福島県警田村署などは2月24日、放射性物質汚染対処特措法違反の疑いで会社役員(67)=同県郡山市=、会社員(40)=同市=両容疑者を逮捕しました。

 県警によると、同法違反容疑での逮捕は全国で初めて。2人は「知らない」と否認しているといいます。

(「しんぶん赤旗」2015年2月25日より転載)

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