原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会などが呼びかけて2月21日、「高浜原発3・4号機の再稼働はさせないで」「県は関西電力に要請を」と500人が兵庫県庁を包囲しました。
主催者あいさつした同会代表の金持徹・神戸大学名誉教授は、原発をなくしてほしいという国民の願いに反し原発をベースロード電源と位置付ける政府の計画や原発輸出を批判し、「原発ゼロ」をと訴えました。福井県小浜市の中嶌哲演・明通寺住職は、原子炉で生成される「死の灰」を処理する技術もなく、過酷事故による住民の避難を想定してまで再稼働を進める電力会社や政府を告発しました。
参加者は「日本のどこにも原発いらない」「高浜原発再稼働反対」などとコールしながら県庁を包囲した後、ウエーブでアピール。宝塚市の田中章子さん(61)は「絶対起こしてはいけない事故が起こって、すべての原発を止めるべきだという思いをより強くしました。もっと多くの人が自分が使っている電気のことを考えてほしい」と話していました。日本共産党の堀内照文衆院議員と杉本ちさと県議が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2015年2月22日より転載)