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原発ゼロ 共同広く・・原発をなくす全国連絡会が総会 & 安倍首相 原発事故を軽視 ・・「長々と話す時間ない」

 全労連や全日本民医連などでつくる「原発をなくす全国連絡会」は1月29日、東京都内で第3回総会を開きました。九州電力川内原発を突破口に再稼働に突き進む安倍晋三政権に対し、「再稼働反対」「原発ゼロ」の国民的共同をさらに前進させる方針を確認しました。

 主催者あいさつした同会の小田川義和氏(全労連議長)は、関西電力大飯原発の停止後、稼働原発ゼロが1年4カ月以上続いているとのべ、全国で行われている原発反対運動が、原発推進勢力の狙う再稼働を阻んでいると強調。「再稼働を許さない国民の意思に確信を持ち、原発ゼロの日本へ向けてたたかおう」と呼びかけました。

 総会では、3月8日に首都圏反原発連合(反原連)、さようなら原発1000万人アクションと3者で行う「ノーニュークスデイ 反原発☆統一行動」を成功させる方針を確認しました。また、▽3月1日から15日まで「ノーニュークスウイーク」に呼応し、各地で多彩な取り組みを展開する▽毎週の金曜行動への協力を強める▽いっせい地方選の争点に「原発ゼロの選択」を押し上げる―ことを確認しました。

 反原連、1000万人アクションの代表が来賓あいさつしました。

 国会情勢報告した日本共産党の藤野保史衆院議員は、原発の再稼働をめぐって安倍政権と激突する年だとのべ、「一致点にもとづく草の根の共同を広げ、再稼働をとめよう」と訴えました。

安倍首相 原発事故を軽視・・「長々と話す時間ない

 1月30日の衆院予算委員会で日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は、安倍晋三首相が昨年12月の総選挙第一声を福島で上げながら原発事故に関して一言も触れなかったことについて「県民はそのことに非常に怒りを持っている。県民の声、いまの現実と向き合う姿勢はあるのか」とただしました。

 福島県相馬市に出向いて総選挙公示第一声(12月2日)をあげた安倍首相。ここでなぜ原発に触れなかったのかと問われた安倍首相は、「住まいと生業(なりわい)は復興の基本だろうと、重点を置いて話した」と答弁。演説場所が漁港であり「風評被害」について訴えたなどと弁明の言葉を並べた揚げ句に、「ただまあ、時間の関係がございますので、長々とすべてを説明するというわけにはいきません」と開き直りました。

 あぜんとした高橋氏は「いまの答弁は衝撃だ」と首相を批判。「『長々と』というが、(原発事故を)避けて通れないでしょう。福島のことを脇に置いているのではないか、それが県民の怒りの源だ」と述べました。

(「しんぶん赤旗」2015年1月31日より転載)

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