安倍晋三政権が九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)や関西電力高浜原発(福井県高浜町)を突破口に、原発再稼働への動きを加速させるもと、首都圏反原発連合(反原連)は1月9日夜、今年最初の首相官邸前抗議行動を行いました。厳しい寒さのなか、参加した1600人(主催者発表)は、ドラムや鈴、拍子木などを打ち鳴らして「原発いらない」「すべての原発 再稼働反対」と声をあげました。
東京都世田谷区から参加した男性(49)は「あまりにも被害のリスクが高すぎる原発は、絶対にもう動かしてはいけません。今年も粘り強い運動で、原発再稼働の動きを止めていきたい」と語ります。
千葉県船橋市の男性(65)は「再稼働に向けて動きだしていて怒りでいっぱい。官邸前に集まらなくて良くなる日が一日も早く来るよう今年も頑張りたい」。
和歌山市の女性(24)=会社員=は「原発を続ける道理がない。避難している人たちと向き合わない政府の姿勢もおかしい」と憤ります。
原発ゼロ実現を・・池内・藤野・堀内各衆院議員、吉良参院議員がスピーチ
日本共産党の池内さおり、藤野保史、堀内照文各衆院議員、吉良よし子参院議員は9日、原発に反対する官邸前抗議行動に参加し、国会正門前でスピーチしました。
藤野議員は、「正月に福井県高浜町を視察した」とし、堀内議員は「関西電力に原発からの撤退などを求め、申し入れをしてきた」と活動を報告しました。
池内議員は「地鳴りのような大きな声で、安倍政権を追いつめ、原発ゼロを実現しよう」と強調。吉良議員は「国民は、原発再稼働を許していない。福島の切り捨てもさせない」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2015年1月10日より転載)