福井県にある関西電力の大飯、高浜、美浜の各原発11基の再稼働差し止めを求めた訴訟の第4回口頭弁論が11月25日、大津地裁でありました。
原告の住民らは、2004年の北海道留萌支庁南部地震や1984年の長野県西部地震を例に挙げ、「高浜原発で700ガル(ガルは加速度の単位)、大飯原発で856ガルの想定ではとても足りない。ケタが違う」と、想定される地震の最大の揺れ(基準地震動)が過小だと主張しました。
また、再稼働のための新規制基準に避難計画が含まれていないことについて「住民の生命や安全を守る責任を放棄している」と主張しました。
(「しんぶん赤旗」2014年11月26日より転載)