原発問題住民運動全国連絡センターは11月24日、「STOP!原発再稼働の暴走」をテーマに第28回全国総会・交流集会を都内で開催しました。
伊東達也筆頭代表は、安倍政権が進めようとしている川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働について、やめさせるための連帯の重要性を強調。原子力規制委員会が、川内原発にとどまらず、再稼働の前提となる立地変更許可を出そうとしているとして「いよいよ再稼働を許さない全国的な規模で大運動を」と呼びかけました。再稼働に関して、福島原発事故の再発防止の保障がない、「原子力災害対策」「避難計画」が審査対象となっていない問題を指摘しました。
各地からは、再稼働に反対する一点での共闘の広がりが報告されました。福島からは、福島で多く報告されている震災関連死について、関連死と認められていない事例もあり、埋もれた関連死がまだあることを指摘しました。
川内原発の立地している鹿児島県からは、85%が川内原発の再稼働反対であった薩摩川内市の住民アンケートなどの取り組みや、
日本科学者会議原子力問題研究委員会委員長の野口邦和日本大学准教授が来賓あいさつしました。
(「しんぶん赤旗」2014年11月25日より転載)