国の放射性廃棄物最終処分場建設計画の白紙撤回を求めている栃木県塩谷町の見形和久町長は11月4日、9月に制定された「高原山・尚仁(しょうじん)沢湧水保全条例」に基づき、建設候補地の国有地を含む約52・35平方キロを湧水等保全地域に指定する告示をしました。
同地域は、東京に注ぐ荒川の源流となる東荒川と西荒川の合流点より上流部の高原山麓。エリア内の新規事業は、国有地も含め、町長の許可制となります。
見形町長は、国による一方的な最終処分場建設の動きに対し、他の開発事業と同様に対処する立場をすでに表明しています。
(「しんぶん赤旗」2014年11月5日より転載)