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浜岡原発 震災対策は・・佐々木・井上議員ら 工事施設など視察

中部電に質疑

 

実物大の原子炉模型を見る(左から)佐々木、井上の両議員ら=9月3日、静岡県御前崎市・浜岡原子力館
実物大の原子炉模型を見る(左から)佐々木、井上の両議員ら=9月3日、静岡県御前崎市・浜岡原子力館

 日本共産党の佐々木憲昭衆院議員と井上哲士参院議員は9月3日、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)を訪れ、4号機の来年秋以降の再稼働を目指し進む新規制基準対策工事中の施設などを視察し中電と質疑応答を行いました。

 中電は新しい津波予想に基づき防波壁を18メートルから22メートルへと高くし、新規制基準に合わせるため、放射性物質排出を低減させるというフィルターベントや高台にガスタービン発電機などを新設しています。

 防波壁について中電は、岩盤から立ち上げているから津波に耐えられると説明しました。佐々木氏は「東日本大震災では岩盤が7メートル動いた。どうなのか」と質問。中電は「安全審査で検討されるものと思う」と答えるだけでした。

 浜岡原発で重大事故が起きた場合、30キロ圏内の人が避難するには最短でも63時間もかかる試算が出ています。原子力規制委員会の基準では24時間以内に避難し終えるとしており、フィルターベントが働いたとしても想定以上の被ばくを受ける恐れがあります。フィルターベントは現在基礎部分をつくっている所でした。

 行動には笠井亮衆院議員秘書や周辺自治体の党議員、候補者らが参加しました。

 (「しんぶん赤旗」2014年9月4日より転載)

 

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