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東電は和解案受諾を 要求書を提出・・浪江町民「心情踏みにじった」

 福島第1原発事故で全町避難が続く福島県浪江町と浪江町行政区町会は7月24日、東京電力に対して、原子力損害賠償紛争解決センターが提示した慰謝料増額

の和解案を受諾するように求める要求書を提出しました。同日午後、馬場有(たもつ)町長らが東京都千代田区の東電本店を訪ね、要求書を石崎芳行副社長(東電福島復興本社代表)に手渡しました。

 同町は町民への賠償増額などを求めて、昨年(2013年)5月に原子力損害賠償紛争解決センターに和解仲介手続き(AD

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 要求書は、東電が今年1月の特別事業計画で「和解仲介案の尊重」を誓っていると指摘し、「半年前に立てたばかりの誓いを裏切り、被害者の心情をさらに踏みにじったことは許されることではない」と厳しく批判しています。

 馬場町長らは同日午後、経済産業省と文部科学省を訪ね、国が和解案の受諾を東電に命じるように要求。茂木敏充経産相あての要求書では、東電が和解案の尊重を誓約して国からの資金援助(最大9兆円)を受けることになった経緯に触れ、「誓約を反故(ほご)にして違法に資金援助を得るもの」だとしています。

 同町が申し立てたADRには、町民の約7割にあたる1万5千人超が参加しています。

(「しんぶん赤旗」2014年7月25日より転載)

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