福井県にある関西電力の大飯、高浜、美浜の各原発11基の再稼働差し止めを求めた訴訟の第2回口頭弁論が7月8日、大津地裁でありました。
原告の住民らは追加の主張で、5月21日の福井地裁判決の画期的な内容をスクリーンに映し出しながら「これに続く明快な判断を」と訴えました。関電は準備書面で訴状に対する認否を行いました。積極的な主張は皆無に等しく、原告が釈明を求めた原発事故が起こった場合の汚染水対策については、過酷事故が起こる可能性はないので何の対策もしていないと回答しました。
裁判所は関電に、原発が安全だと考えているのなら積極的に主張、立証するよう促しました。
(「しんぶん赤旗」2014年7月9日より転載)