岩手県内で朝に強い地震があった7月5日、盛岡市で全国と連帯する「さようなら原発岩手県集会」が開かれ、400人以上が参加しました。34団体が賛同する同実行委員会が主催し、「『原発ノー』を実現させるまで奮闘しよう」とのアピールを採択しました。
開会あいさつで「盛岡でもデモし隊☆」の穴田光宏さんは「苦悩する福島の人たちに思いをはせ、(鹿児島県の)川内(せんだい)をはじめ原発の再稼働反対の声を上げていこう」と訴えました。
原発事故直後、妻と子ども3人を青森県に自主避難させ、自分は福島県二本松市に両親と残った松本徹也さん(44)=自営業=が証言。「家族をまだ戻せないのは、安心して暮らせるかどうかが、わからないから」と胸の内を明らかにしました。
作家の広瀬隆さんが講演しました。
福井から原発を止める裁判の会、川内原発建設反対連絡協議会がメッセージを寄せました。集会後、参加者らはドラムに合わせてアピール行進し、沿道の注目を集めました。
(「しんぶん赤旗」2014年7月6日より転載)