東京電力は6月27日、福島第1原発3号機の作業エリアの除染作業について、除染後の線量が除染前の3分の1にしか下がらず、想定した低下率である100分の1に達していないことを明らかにしました。
除染作業は、3号機建屋内の使用済み燃料プールからの燃料取り出しなどを行うため、人が入って作業するエリアを年間1ミリシーベルト以下の放射線量とすることを目標に行っているもの。東電は、建屋の崩落部からの線量の影響が大きく、追加の除染・遮へい対策を検討するとしています。
(「しんぶん赤旗」2014年6月29日より転載)