新たな原発推進団体の「原子力国民会議」が6月1日、「日本経済のために新しい原子力を考える」として、東京都内で集会を開きました。約600人が参加、原発の早期再稼働などを求める要望書を採択しました。
同国民会議は、原発の停止が経済発展の足かせになっているとして、財界代表らが5月1日に設立した団体で、有馬朗人元文相、日本原子力産業協会の会長も務める今井敬日本経団連名誉会長ら5氏が共同代表に就任しています。
集会で基調講演した自民党電力安定供給推進議員連盟の塩谷立(りゅう)幹事長(元文科相)は、経団連など財界3団体が5月28日、党本部に原発再稼働などを求めた要望書を提出したことにふれ、「ともにがんばって目標を達成していきたい」と再稼働への意欲をあらわにしました。
(「しんぶん赤旗」2014年6月2日より転載)