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汚染水移送作業 14人線量計不備・・福島第1原発

東京電力福島第1原発の地下貯水槽で放射能汚染水漏れが発覚した直後、汚染水の移送作業に従事した作業員14人が適切な線量計を持っていなかったことが4月19日、分かりました。東電が同日付で富岡労働基準監督署から指導を受け、発表しました。

東電によると、最初に漏出が確認された2号貯水槽から1、6号貯水槽に移す作業に従事した前田建設などの作業員のうち14人は、発覚翌日の6日から3日間、手先の被ばく量を測る指輪型の「リングバッジ」を着けていませんでした。

汚染水はベータ線を出す放射性物質を多く含むため、貯水槽周辺ではベータ線とガンマ線の両方に対応した警報付きポケット線型計(APD)を携帯する必要がありますが、14人のうち6人は通常のガンマ線用APDを持っていました。

東電は17日に富岡労基署に報告し、詳しい経緯を調べています。

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