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ウラン粉末入り缶 接触・・横須賀の加工会社

原子力規制庁によると、神奈川県横須賀市にある核燃料加工会社「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNF‐J)」の工場で6月13日、二酸化ウランの粉末が入った缶二つが接触する事故がありました。容器は接触後、すぐに離され、臨界(核分裂の連鎖反応が継続的に起こること)に至る恐れはないとしています。

規制庁の発表によると、二酸化ウランの粉末約16キロが入った金属製の缶をコンベヤーで移動していたところ、警報が鳴り、作業者が確認した結果、二つの缶が接触していました。

缶が接触しても臨界に至ることはないとしていますが、コンベヤーには、臨界防止のため缶を30センチ以上離すしくみが設けられていました。今回は、このしくみが働いていなかったといいます。

日本の核燃料加工会社では、1999年に茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」でウランの硝酸溶液をバケツで沈殿槽に移送しているときに臨界事故が起こっています。GNF‐Jは、米国ゼネラル・エレクトリック(GE)のグループ企業で、前身の日本ニユクリア・フユエルはGEと東芝、日立の出資で設立されました。

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