東京電力と資源エネルギー庁は6月13日、福島県いわき市で開かれた県漁業協同組合連合会(県漁連)の理事会で、福島第1原発の放射能汚染水対策として敷地内で地下水をくみ上げ海に放出する計画を改めて説明しました。
県漁連の野崎哲会長は報道陣に、「組合員からさらに説明してほしいと要望がある。もう少し理解を深めた」と述べました。その上で、24日に予定している組会長会議では、放出に同意するかどうかの判断を見送る考えを示しました。
県漁連は5月、組合長会議で同意の可否を協議しましたが、風評拡大への懸念などから結論を持ち越し、国と東電に説明を尽くすよう要請していました。