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原発は危険すぎる・・官邸前 再稼働反対 力強く

首都圏反原発連合は6月14日、「即時原発ゼロ」を訴える首相官邸前抗議行動を行いました。「新規制規準」をもとに7月にも原発再稼働に踏みきろうとする安倍晋三内閣に対し、2500人の参加者(主催者発表)は「再稼働反対」「原発いらない」と訴えました。

原発の再稼働するな、即時ゼロにと声をあげる人たち=6月14日、首相官邸前
原発の再稼働するな、即時ゼロにと声をあげる人たち=6月14日、首相官邸前

東京都中野区の男性(45)は「原発事故は収束していない。危険性や核のごみなどの問題を考えると、原発は危険すぎる」と話しました。

神奈川県相模原市から休みなく参加している女性(82)は「もっとここを盛り上げて声をあげていきたい。そうでないと後悔する」とのべ、東京都世田谷区の女性(80)は「戦争中、親たちが何も言えなかったのを見てきた。孫たちに何をしていたんだと私たちが言われないように、原発反対を言い続ける」。

原発輸出やめ、ゼロへ・・金曜行動各地で

原発再稼働反対、即時原発ゼロを求める金曜日行動が14日も各地で行われました。

新潟・・アンパンマン姿も

新潟市では、「なくそう原発新潟市民ネット」の44回目の行動が、新潟駅近くの石宮公園で行われ、市街をデモ行進しました。アンパンマンや防護服姿のパフォーマンスもありました。

参加者は「安倍首相の夫人でさえ、国会内の講演会で原発輸出に心が痛むと言っていた。新潟からいっそう原発反対の声をあげよう」「22日に平和行進が新潟市内を通過する。原発廃炉と核兵器廃絶を訴え、行進しよう」と訴えました。

恒例の替え歌で「ここに決断あり」(元歌「ここに幸あり」)を「命の限り呼びかける 官邸前の金曜日 国民の声デモの声 ここで決断原発はぜロ」と合唱しました。

石川・・アンケートで対話

石川県金沢市のJR金沢駅東口広場で原発再稼働反対や原発ゼロを訴える行動が行われ、約20人が参加しました。今回で48回目。

「原発は必要かどうか」を聞くシールアンケートを使って通行人と対話。首都圏反原発連合のリーフレットを配布しました。

対話した人からは「自然エネルギーの可能性は高いと思うので、原発をやめて切り替えてほしい」(20代男性)、「大飯原発の2基しか動いていないなら、電気は足りる。これ以上再稼働しないで」(60代女性)などの声があがりました。

三重・・中電に公開質問を

「原発なくせ三重県民会議」は、毎月1回開催している官邸前行動連帯金曜日集会を津市大門の、まん中広場で開きました。参加者は夕暮れの空に「今こそ決断するときだ!即時原発ゼロ実現!」と元気いっぱいの声を響かせました。

リレートークでは、「なくそう原発南勢連絡会」の小山三郎事務局長が、福島原発事故の真相を究明する決意も能力もないのに原発輸出、再稼働を進める安倍政権を厳しく批判。県民医連の藤井新一事務局次長が、中部電力が県内市町議会に浜岡原発視察を働きかけている実態を報告し、県民会議として中電三重支店に対し、視察の目的や経費の出どころなどを明らかにするよう公開質問したいと述べました。

福井・・避難先にも原発が

福井市では、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に対し抗議行動が同社の地域共生本部前で取り組まれました。

参加者から、16日に行われる関電美浜原発の事故を想定した住民参加の原子力防災訓練について、「住民の避難先は、(原発が同様に立地する)おおい町です」との指摘がありました。福井市の女性(25)は、関電の八木誠社長が会見で7月の新規制基準施行の直後にも大飯3、4号機と高浜3、4号機の再稼働を同時申請する考えを示したことに対し、「反対です。正気なのか」と憤りを表しました。

愛知・・テンドンパレード

愛知県阿久比町では「原発やめよう・あぐいの会」が呼びかけた「原発なくそう・inあぐい」集会とパレードが行われました。昨年(2012年)9月から毎月おこない今回で10回目。

「原発やめよう」「子や孫のために原発ゼロに」と書いた手作りのボードや団扇(うちわ)を持った町民ら60人が参加しました。草木地域の人たちでつくる「平和ちんどん座」も登場。鐘や太鼓を鳴らしながら「原発なくすために一緒に歩きましょう」と訴え、通行人らの注目を集めました。下校中の高校生が何人も「原発ゼロに賛成だよ」「原発反対の運動を応援しています」と声援を寄せました。

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