志位委員長メッセージ
原発に依存しない地域づくりに取り組む地方自治体首長のネットワーク「脱原発をめざす首長会議」は4月26日、神奈川県小田原市で年次総会を開きました。
同会議は2012年、住民の生活・財産を守る首長として原発のない社会実現を目的に設立。39都道府県から94人(元職26人含む)が参加しています。
同会議世話人の三上元・静岡県湖西市長があいさつ。世論調査でも7割が原発ゼロを支持していることを踏まえ「保守でも『原発いらない』と言う政治家を増やす取り組みをしよう」と呼びかけました。
総会に出席した19人(うち元職9人)の会員が意見交換しました。田中全・元高知県四万十市長は「愛媛・伊方原発の再稼働に反対する議会決議が多く上がっている。賛同者の拡大に力を入れたい」と報告。井戸川克隆・元福島県双葉町長は、各地で策定する原発事故時の避難計画について「避難者の受け入れ計画とセットで立案すべきだ」と指摘し、政府に再稼働反対を訴える必要性を主張しました。
総会では、政府の新エネルギー基本計画の抜本的見直しを求めるなど3本の決議を採択。三上氏、桜井勝延・福島県南相馬市長、村上達也・元茨城県東海村長を世話人に再任しました。
同会議顧問の志位和夫・日本共産党委員長が総会にメッセージを寄せました。