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〝地下水放出計画進める〟・・政府の対策委でエネ庁

東京電力福島第1原発事故で貯蔵タンクから300トンもの大量の高濃度汚染水が漏れ出すなど問題が深刻化するなか、経済産業省の汚染水処理対策委員会の第5回会合が8月23日、非公開で聞かれました。しかし、経産省側からはタンク漏れ対策での新たな提起はありませんでした。前回会合では、原子炉建屋地下に流入する前の地下水を上流側で掘った井戸からくみ上げ、海に放出する計画(「地下水バイパス」)を汚染水対策の緊急対策に挙げていました。

この日の会合では、今回のタンクからの漏えいが、地下水バイパスの井戸の上流に位置しているため、地元の理解が得られない場合の対応についての質問があり、東電側は「事態を注視する」などと回答するだけでした。

新川達也・資源エネルギー庁原子力発電所事故収束対応室長は、「地下水バイパス計画は全体として進めていきたい」と述べました。

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