原子力規制委員会事務局は9月16日、運転停止中の日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、原子炉の圧力などに関するデータの伝送が停止したと発表しました。台風18号の影響で土砂崩れが発生し、システムの修理担当者がもんじゅ構内に入れない状況だといい、原因究明には時間がかかる見通し。
規制委事務局の原子力規制庁によると、もんじゅのデータの伝送停止は午前2時55分すぎに発生。原子炉の圧力や敷地内の放射性物質濃度などのデータが各原発とつながっている国のシステムに送られない状態となりまし
た。
同庁は原子力機構に対して、電話やファクス、メールなどでデータを送るよう指示。もんじゅで異常を示すようなデータはないといいます。
もんじゅのデータ伝送をめぐっては6月にもトラブルが発生しています。