
日本共産党の山添拓政策委員長は21日、国会内で記者会見し、新潟県の花角英世知事が東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を容認したことについて、「言語道断だ」と批判しました。
山添氏は、東電による福島第1原発事故の被害補償や、ふるさとの生業(なりわい)再建はまだ道半ばだと指摘。「福島をはじめ多くの人びとに対し、その責任がまだ問われている最中に原発の再稼働に及ぶということは到底許されない」と強調しました。
山添氏は柏崎刈羽原発そのものの危険性に言及。「中越沖地震でも想定を超えて地震の影響を受けた。安全性が十分確保される場所ではないことが明らかになっている」と指摘しました。
またセキュリティー上の問題が発生していることにも触れ「原発を扱う事業者としての資格が問われている東電が、再稼働をすすめることは容認できるものではない」と強調しました。
(「しんぶん赤旗」2025年11月22日より転載)