原発再稼働の前提となる安全審査で、原子力規制委員会は9月20日、津波対策などに問題が指摘され施設面の審査が後回しになっていた関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、近く審査することを明らかにしました。
規制委はこれまでに、高浜3、4号機は地震対策を考える上で敷地地下の構造が十分把握されておらず、津波対策も不十分などと指摘していました。
関電は18日に追加対策を提示。原子力規制庁の森本英書次長は20日の定例会見で「追加対策は規制委でおおむね評価された」と述べ、今後は設備や施設の審査も行う考えを示しました。
(「しんぶん赤旗」2013年9月22日より転載)