定期検査中に配管の損傷が見つかった関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)について、関電は8日、運転再開を10月16日にすると発表しました。当初は9月下旬の予定でしたが約3週間遅れました。
関電によると、蒸気発生器内にある伝熱管4本の内外が、管にかかる圧力や蒸気発生器内で発生した鉄さびと繰り返し接触することで、ひび割れたり削れたりしていました。対策として、鉄さびを除去するための高圧洗浄を行った上で、損傷した配管に栓をして使用をやめるといいます。
高浜3、4号機では、これまでも同様の配管損傷が見つかっており、関電は来年からの定期検査で蒸気発生器を交換する予定。
(時事)
(「しんぶん赤旗」2025年9月9日より転載)