東北地方沿岸部を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災は、11日で発生から14年を迎えます。復興庁によると、全国の避難者は2万7615人(2月1日現在)。東京電力福島第1原発事故の影響で、今も一部で避難指示が続く福島県では、故郷へ帰還できない住民もいます。国の基本方針を定めた「第2期復興・創生期間」は2025年度が最終年度となりますが、実情に応じた継続的な支援が今後も求められます。
東日本大震災ではマグニチュード9・0、最大震度7を記録しました。警察庁によると、死者は1万5900人、行方不明者は2520人に上ります。復興庁の発表では、震災後の傷病悪化などによる「災害関連死」は昨年12月末現在で3808人となりました。
11日は岩手、宮城、福島各県で自治体主催の追悼式典が開かれ、地震発生時刻の午後2時46分に関係者が黙とうします。
福島第1原発を巡っては昨年11月、東電が事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)のうち0・7グラムを回収しましたが、事故収束の道筋は見えていません。
政府が事故の教訓を投げ捨て原発回帰にかじを切る中、宮城県内では昨年10月、被災原発の東北電力女川原発2号機が東日本で初めて再稼働しました。(時事)
(「しんぶん赤旗」2025年3月11日より転載)