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原発ゼロの日本へ決意新た/白川、大平氏が島根原発を調査

調査する(右から)大平、白川、尾村の各氏。後方は島根原発=24日、松江市

日本共産党の白川よう子参院比例候補、大平よしのぶ衆院中国比例候補は24日、7日に2号機が再稼働し23日から本格的な発送電を開始した島根原発(松江市)を現地調査しました。党議員団が同行して島根原発を見渡せる島根原子力館を訪れ、尾村利成県議が概要を説明しました。

 島根原発2号機は2012年1月に定期検査のため運転を停止して以来、約13年ぶりの再稼働となります。中国電力が港湾法に基づく届け出をしないまま港湾工事を行っていた法令違反が10月に発覚。他にも、この20年間で8度の火災などトラブルが多発する事態を尾村県議が議会で追及したのに対し、丸山達也知事は「原子炉停止が必要と判断すれば停止を求める」と答弁しています。

 「島根原発の直下には宍道(しんじ)断層、鳥取沖断層という140キロの断層があり、大地震で事故が起きれば被害は甚大」「避難計画では入院患者が原発事故時に山陽の3県や四国、関西の病院に転院させられる」などの説明に対し、白川氏は「他の自治体の病床も平時から足りておらず、受け入れ体制はない。原発ゼロの日本へ市民、党議員団のみなさんと力を合わせたい」と述べました。

(「しんぶん赤旗」2024年12月25日より転載)