東北電力女川原発2号機(宮城県女川町・石巻市)の再稼働に抗議する集会(2日・仙台市)を開いた「さよなら原発みやぎ実行委員会」は5日、集会で採択した「抗議声明」を東北電力(樋口康二郎社長)に提出しました。
約50人が東北電力本社に集まり、代表して7人が、別室で応対した経営広報ユニットの秋葉哲雄マネジャーに抗議文を手渡しました。
実行委員会の臼井典子氏が、県内外の多くの反対の声を無視して再稼働を強行した東北電力に抗議し、原発のない安全・安心な社会を求めて粘り強く運動すると宣言する抗議声明を読み上げました。
秋葉氏は、役員と関係部署に伝えると答えました。
参加者が発言し、多々良哲氏は、集会の翌日の3日に同原発が計測機器のトラブルで原子炉を停止したことに触れ、社会的に不安と不信感を広げていると指摘。立地自治体である女川町の日本共産党元町議・高野博氏は、原子炉の中枢部で起きた事故で深刻であり、再稼働が無理なことの証明だと批判しました。党元県議の中嶋廉氏が、トラブルの内容を問う質問書を提出しました。
提出後、参加者は本社前で、「女川原発は再稼働させるな」「女川原発再稼働は許さないぞ」などシュプレヒコールを上げました。
(「しんぶん赤旗」2024年11月8日より転載)