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もんじゅ敷地内に「推定活断層」 国土地理院が地図公開

 国土地理院は29日、廃炉が決定している日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の敷地内に活断層が通っている可能性を示す地図を公開しました。

 活断層の可能性はあるものの、位置が不明確なため「推定活断層」としています。

 地理院は同日、8地域の地図を公開。うち福井県の敦賀半島に位置する敦賀市白木付近の地図で、もんじゅの敷地内を北東―南西方向に走る長さ約1キロメートルの推定活断層を記載しています。周辺の谷が曲がっていることなどを根拠にしています。

 政府は将来、敷地内に試験研究炉を設置すると決定しています。

 2018年度に始まったもんじゅの廃炉作業は4段階。核燃料530体を原子炉などから水プールに移す第1段階は22年10月に完了しました。第2段階は炉心を覆っていた中性子遮蔽体など計595本を26年度までに取り出すことなどを計画しています。

(「しんぶん赤旗」2024年11月1日より転載)