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命・暮らし・安全軽視・・女川再稼働 田村氏が批判

 日本共産党の田村智子委員長は30日の記者会見で、東日本大震災で被災した女川原発2号機(宮城県)を東北電力が29日に再稼働させたことについて問われ、「国民の命と暮らし、安全を軽視する判断だ」と厳しく批判しました。

 田村氏は、「女川原発は、東日本大震災の時に、あと一歩で福島第1原発と同じような大事故が起きかねなかった原発だ」と指摘。地震後、東北電が再稼働に向けて安全対策などとして7000億円超の費用を使ったが、「地震と津波大国である日本において安全な原発は決してない」と語りました。

 その上で、「私たちは、能登半島地震で半島における原発の危険性を目の当たりにしている」と強調。女川原発が石巻市牡鹿半島の中ほどに位置することにもふれ「災害時に孤立してしまう可能性がある半島での再稼働はやるべきではない」として、「やるべきは再生可能エネルギーを本気で普及し、原発ゼロを実現することだ」と述べました。

(「しんぶん赤旗」2024年10月31日より転載)