日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 原発なくすうねりを/福井・高浜町 全国集会・デモ

原発なくすうねりを/福井・高浜町 全国集会・デモ

行進する参加者ら=23日、福井県高浜町

 「老朽原発うごかすな!高浜全国集会」(実行委員会主催)が23日、福井県高浜町で開かれ、県内外から約360人が参加しました。参加者は、すべての原発をなくす大きなうねりをつくり、自然エネルギーへの転換に前進しようとする集会宣言を拍手で確認。デモ行進で「すべての原発廃炉」と声を上げました。

 関西電力の原発7基が立地する同県内では、運転開始から40年を超えた同社の老朽原発の運転延長が相次ぎ、高浜1・2号機と美浜3号機が今年48~50年に。来年は高浜3・4号機も40年を超えるため、20年の運転延長が認可されています。

 主催者を代表して中嶌哲演氏が「総選挙で原発依存・回帰の保守勢力を退場させよう」と呼びかけ、元裁判官の樋口英明氏が講演を行いました。

 日本共産党の藤野やすふみ衆院北陸信越比例候補と小柳茂臣衆院福井2区候補が紹介され拍手に包まれました。

 石川県珠洲(すず)市で原発建設を阻止した住民が、能登半島地震について報告。原子力施設が立地する青森、宮城、新潟、島根の各県からのビデオメッセージが紹介されました。

 運転で増え続ける使用済み燃料を青森県六ケ所再処理工場などに搬出する関電の工程表が、同工場の完成年度目標延期で破綻し、高浜町の住民は「よそにもっていけばいいというものではない。(原発を)止めて核のゴミを増やさないことだ」と強調しました。

(「しんぶん赤旗」2024年9月24日より転載)