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浜岡原発の廃炉 早く/「愛知の会」 中部電力に申し入れ

中部電力の担当者に申し入れる松田さん、もとむら、すやま両氏=4日、名古屋市東区

もとむら氏と すやま氏参加

 「原発をなくす愛知の会」は4日、名古屋市東区の中部電力本店に対し、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の速やかな廃炉に取り組むよう申し入れました。日本共産党の、もとむら伸子衆院議員と、すやま初美県副委員長も同席しました。

 浜岡原発は1、2号機が2009年に運転を終了し、3、4、5号機は11年より運転を停止しています。中部電力は3、4号機の再稼働の前提となる適合性審査を申請し、原子力規制庁委員会による審査が行われています。

 申し入れ書では、運転停止中の浜岡原発に地震・津波対策費や維持費などに毎年多額の支出があると指摘。経費はすべて消費者負担となり、「見通しが立たない費用をこれ以上消費者に押し付けることは許されません」と訴えました。同会の松田正久代表委員が、申し入れ書を読み上げました。

 もとむら議員は、原発の稼働に多くの税金が投入されていると指摘。「公的な企業として対応してもらいたい」と述べました。さらに、勝野哲中電会長らが取りまとめた「原発の最大限活用」などの提言について、「福島原発事故による帰還困難者もいるなかで、この提言は改めてほしい」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2024年9月5日より転載)