水戸市内で24日、「SТOP!東海第2原発再稼働いばらき大集会」(同実行委員会主催)が開かれ、約600人が集まりました。
実行委員会の谷田部裕子氏(那珂市在住)は主催者あいさつで、原子力の放射能問題を「被ばく・環境汚染・差別」の3点で指摘。「私たちはあらがわなければならない。原発は危ない。再稼働は駄目と1人でも多くの人に共感を届けていきましょう」と呼びかけました。
賛同人あいさつでは、市民団体や大学教授、自治体の首長らが「東海第2原発廃炉へ力を合わせよう」と訴え。技術者・科学者の会の服部成雄氏は「防潮堤工事を2年延長したが、やり直しは無理。そもそも再稼働しなければ広域避難計画はいらないものだ」と強調。東海第2原発運転差止訴訟弁護団の鈴木裕也弁護士が連帯あいさつをしました。
志賀(しか)原発を廃炉に!訴訟原告団団長の北野進氏が講演。能登半島地震の教訓として、▽地震学・活断層審査の限界▽原子力災害対策指針の破綻―を示し、「限界を自覚せず、破綻を認めない原子力規制委員会を信用してはならない。原発廃炉、脱原発社会をつくろう」と力説しました。
デモ行進には、東京からも大勢が参加。長蛇の列となりました。
首都圏ネットワークで参加した久保清隆さん(72)は「今日は大型バス2台と、電車を合わせると100人くらいで参加した。日本原電は廃炉専門会社になればいい」と感想を寄せました。
日本共産党の、江尻加那県議、高橋誠一郎衆院茨城1区候補、大名美恵子東海村議らも参加しました。
8月26日 更新
(「しんぶん赤旗」2024年8月25日より転載)