東北電力は18日、女川原発2号機(宮城県)の再稼働時期を9月ごろから11月ごろに延期すると発表しました。原子炉への核燃料装荷前に実施する訓練の準備に、遅れが生じたため。燃料装荷は9月ごろを目指します。
同社によると、訓練は原子力災害と自然災害を想定した2種類があり、訓練の妨げとなる仮設倉庫の解体作業などに時間を要しているといいます。
女川原発は、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。事故後、同型で再稼働した原発はなく、中国電力島根原発2号機(松江市)は12月を目指すとしています。
(時事)
(「しんぶん赤旗」2024年7月19日より転載)