日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 原発回帰許さない/さようなら原発実行委 経産省と意見交換

原発回帰許さない/さようなら原発実行委 経産省と意見交換

経済産業省側に署名を手渡す、鎌田さんら=20日、衆院第1議員会館

 さようなら原発1000万人アクション実行委員会は20日、衆院第1議員会館で「原発回帰を許さず、再生可能エネルギーの促進を求める全国署名」の第3次署名提出集会を行い、全国署名にかかわって経済産業省と意見交換しました。

 同実行委員会の呼びかけ人でルポライターの鎌田慧さんがあいさつ。「1970年代から原発反対の運動をみてきました。当時、推進派は『クリーン』『未来のエネルギー』として住民を欺瞞(ぎまん)してきましたが、東京電力福島第1原発事故後は、原発を撤退させる方向だった」と振り返りました。「岸田政権は原発回帰に政策を戻したが、『クリーンなエネルギー』の文句も消え去り、稼働すれば電力会社がもうかるというアンチモラルな理由だ」とし、使用済み核燃料の最終処分場も中間貯蔵施設も見通せない矛盾だらけだと批判しました。

 全国署名の第3次提出分は6913筆で、合計24万8730筆になります。署名内容は、老朽原発の運転延長と再稼働を中止することや、東電福島原発事故で出ている汚染水の海洋放出を中止することなどを求めています。20人が参加した経産省との意見交換では、署名内容に沿った要請にゼロ回答でした。

(「しんぶん赤旗」2024年6月21日より転載)