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油漏出 当初公表の5倍 志賀原発

 北陸電力は5日、能登半島地震で被害を受けた志賀原発2号機(石川県志賀町)の変圧器から漏れた絶縁油の量について、当初公表していた約3500リットルではなく、5倍を超える約1万9800リットルだったと発表しました。降雨などで混じった水を含め、約2万4600リットルを回収したといいます。

 北陸電によると、当初公表した量は、漏えい箇所より高い場所に設置されていたタンクの全量が漏れたとして算定していました。しかし、回収作業の途中で漏出量が多いことに気付き、調べ直したところ、変圧器本体などからも漏れていたことが判明したといいます。

 北陸電は2日夜、敷地内にある取水槽の水位が約3メートル上昇していたと発表。「有意な変動はなかった」としていたのを訂正しています。

 (時事)

(「しんぶん赤旗」2024年1月7日より転載)