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原発ゼロ 声あげよう・・国会正門前 吉良議員も参加/行動各地

ファミリーエリアで抗議する参加者たち=10月11日、国会正門前
ファミリーエリアで抗議する参加者たち=10月11日、国会正門前

首都圏反原発連合(反原連)による抗議行動が10月11日、国会正門前のファミリーエリアでおこなわれました。放射能汚染水の流出など、福島第1原発が危機的状況にあるにもかかわらず原発再稼働を進めようとする安倍晋三内閣。参加者はしゃぼん玉を飛ばし、ドラムのリズムにあわせて「原発いらない」「命を守ろう」「再稼働反対」と唱和しました。

この日の抗議行動は、13日の「ノーニュークスデイ 原発ゼロ☆統一行動」準備のため、ファミリーエリアだけで開かれました。

参加者は「危険な原発を進めてきたのは国です。原発は再稼働させてはいけない。なくさなくてはいけない」などと訴えました。

日本共産党の吉良よし子参院議員も参加してスピーチしました。

原発ゼロ声あげよう・・行動各地

名古屋

名古屋市の関電東海支社前では「大飯は止まった、このまま廃炉だ!」「作業員の命を守れ!」と、集まった市民らが抗議の声を響かせました。

10カ月ぶりに参加したという、市内に住む73歳の女性は「福島第1原発から次々と汚染水が漏れるニュースを聞いて、黙っていられなくなって来た。首相は口だけでなく、本当に汚染水をコントロールしてほしい」と語っていました。

京都

京都市の関電京都支店前では、原発反対アピール行動と、10・13ノーニュークスデーに連帯する京都デモに取り組み、「全原発を廃炉へ」と声をあげました。

初参加の田島一憲さん(29)=鍼灸(しんきゅう)師=は、安倍首相が「完全にブロック」と発言して以降も汚染水漏れは深刻で、港湾外にも漏れている事態をあげ、「魚も環境も放射能で汚される。早く原発をやめて、風力や自然エネルギーによる発電に代えてほしい」と話しました。

大阪

大阪市北区の関西電力本店前では、雨が降るなか太鼓を鳴らし、「大飯原発止めろ」「再稼働許すな」と抗議の声を響かせました。

久しぶりに参加したという野村敏則さん(79)=大阪市住吉区=は「汚染水が漏れ続けているのに、『汚染水コントロール』発言や原発再稼働、原発輸出を言い出す安倍首相は異常で、常識では考えられない」と憤っていました。

岡山

原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会は、岡山市北区の中国電力岡山支社周辺で60回目のデモ行進をしました。

伊原潔事務局長は、12月1日に愛媛県松山市で開かれる「伊方原発の再稼働を阻止しよう! NO NUKESえひめ」の成功に向けて、貸し切りバスをチャーターしたと話し参加を呼びかけました。参加者は「♪再稼働は許さない」と歌ってアピールしました。

倉敷市では、64回目の「さよなら原発!倉敷金曜アクション」が倉敷駅南口でとりくまれました。

長崎

原発ゼロをめざす長崎連絡会の呼びかけで、「いますぐ原発ゼロヘ! ながさき『あじさい行動』」が長崎市でありました。約30人が「再稼働反対」と唱和。市役所と県庁を往復しました。

参加した畑田三郎さん(72)は「原発そのものは人間の科学で制御できるものではなく、核と人間は共存できない。オリンピック開催の7年後には、どういう事態になっているのか。首相の発言は許せない」と語りました。

 

大地汚す原発ゼロへ・・各地で金曜行動

原発再稼働反対、即時原発ゼロを求める金曜日行動が10月11日も各地で行われました。

歌を合唱・・浜松

静岡県浜松市中区・JR浜松駅前では、中部電力浜岡原発(御前崎市)の廃炉や原発ゼロを訴え、39回目の金曜アクションが行われました。

20人が参加し、ギターのにぎやかな演奏で原発の危険性を訴える替え歌を合唱。「再稼働反対」「原発いらない」と元気よくコールすると、帰宅中の人が注目していました。

アクションを見つめていたペルー人のリサルドさん(37)は、「日本はとても住みやすくていいところ。でも浜岡原発はじめ、全国の原発は危険で心配なのでなくしてほしい。原発の問題をしっかり情報として報道されないことも困るね」と話していました。

友達にも・・岐阜

岐阜県のJR岐阜駅前では、32回目の原発ゼロの行動が行われました。

「脱原発」「なくせ原発! 自然エネルギーヘの転換を」などののぼりを持ち、原発ゼロの社会を呼びかけました。通行人に署名やチラシを折りたたんだティッシュを配布しました。

署名に応じた女性は「友達にも渡します」と言い、ティッシュを2個受け取りました。

垂井町の女子高校生との対話では、「福井の原発事故が起これば、30分で放射能が飛んでくると言われている」と参加者が話すと「えー、そうなんですか。怖い」と言い、署名しました。

写真展示・・金沢

石川県金沢市のJR金沢駅東口広場で原発再稼働反対や原発ゼロを訴える金曜行動が行われ、約25人が参加しました。65回目です。

参加者らは、首都圏反原発連合製作のリーフレット「NO NUKES MAGAZINE」や今月19日に金沢市内で原発を考える学習会とパレードを開催することを知らせるチラシを配布。ハロウィーンをテーマにして作った宣伝グッズを使ってアピール。福島原発の現状やこの間の原発をめぐる動きをまとめた写真を展示しました。

「原発は必要かどうか」を聞くシールアンケートには、志賀(しか)原発の近隣自治体の人も応じ、「事故があったら避難できないので、原発は無くしてほしい」「福島の事故で原発の怖さがわかった。原発と人間は共存していくのは無理だと思う」と話していました。

声大きく・・富山

富山県の「いらんちゃ☆原発@富山」は、富山市のJR富山駅北口で60回目の行動にとりくみました。

富山市の市民の杜(もり)ブールバールで13日午後1時30分から開かれる「NO NUKES DAY富山」への参加を呼びかける宣伝をしました。9人の参加者は、コンサートやリレートーク、北陸電力本店前でのアピールなど「NO NUKES DAY富山」の内容を紹介。「原発ゼロ」「再稼働許すな」の声を大きくアピールしようと呼びかけました。

署名の歌・・新潟

新潟市では、「なくそう原発新潟市民ネット」の61回目の行動が新潟駅近くの石宮公園で行われ、雨の中、市街をデモ行進しました。

長岡市から「原発ゼロ長岡市民ネット」の酒井光男さんが参加。自作の曲「原発ゼロ署名の歌」をギターを弾きながら熱唱しました。恒例の替え歌では、「地上の毒」(元歌「地上の星」)を「飛び散ったセシウム、降り積もったヨウ素、みんなどこへ行った、除染されることもなく……つばめよ高い空から、教えてよ地上の毒を」と合唱しました。

集会では「東電がやっと福島第1原発の5号機と6号機の廃炉を発表するらしい。福島第2原発も廃炉にすべきだ」、「原発が爆発すると200種以上の放射性物質が出るが、特にセシウム137、ストロンチウム90などが恐ろしい。あの小泉元首相でさえ原発ゼロを叫んでいる。ぜひとも原発を廃炉にしよう」と発言しました。

デモ行進・・長野

長野市では、JR長野駅前を「原発なくせ!」「再稼働反対!」と訴えながらデモ行進する金曜デモが開かれました。この日で64回目のデモ行進です。

この日は東日本大震災から2年7カ月。参加者は「里山の暮らしを奪い去る原発はいらない」と語りました。

輸出反対・・福井で市民行進

「大地を汚す原発なくそう」−。原発問題住民運動福井県連絡会の呼びかけで、毎月定例で続けている「原発ゼロをめざす市民行進」が10月11日、福井市で取り組まれました。

会の代表委員の佐藤正雄・日本共産党県議が出発前のあいさつで、福井県と国際原子力機関が原発や放射線利用の人材育成・共同研究で覚書を締結したことを指摘。「福井県は、安倍政権が進める原発の再稼働と輸出戦略の柱の中心になろうとしている。地道な県民の運動で原発推進勢力を追いつめよう」と訴え、東京で開催される「10・13 NO NUKES DAY」への参加を呼びかけました。

参加者らは「危険な原発はやめよう」「フクシマを忘れません」と訴えながら、県庁周りを行進しました。坂井市の女性(28)は東京電力福島第1原発事故の深刻な現状にふれ、「安倍首相は日本で起きている実情を見て、うそをつかず責任をもって発言してほしい」と話しました。

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