国会で審議中の原発推進等5法案(GX電源法案)を参院で廃案にすることを目指し25日、国会前集会が開かれました。国際環境NGO「FoE Japan」など複数団体が共催。最初にマイクを握った満田夏花さんは「今回の焦点の一つが、原子力規制委員会がちゃんと審査できるのかということ。そして原発に多額の投資をする意味があるのかということ。原発維持コストはとても大きい。反対している野党議員のみなさんにはがんばってほしい」と語りました。
マイクを手にした参加者の一人は「最近は特に地震が多い。原発敷地に活断層があったケースもある。日本の原発基準はかなり危うい。ちゃんと声を出して反対したい」と語りました。日本共産党の岩渕友参院議員もスピーチしました。
世田谷区から参加した七戸和子さん(70)は「規制委員会は原発事故の反省に基づいて、自主独立の機関としてつくられた。原発運転について規制しないといけない。こんな法案は認められない。最初の矜持(きょうじ)を持ち続けてほしい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2023年5月26日より転載)