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原発は時代錯誤・・官邸前 推進法案に市民抗議

「今すぐ廃案」「原発やめろ」と怒りのコールをする人たち=25日、首相官邸前

 原発回帰への大転換となる原発推進等5法案(GX電源法案)に反対する抗議が25日、首相官邸前で行われました。市民有志の呼びかけで、「原発はいらない」などのプラカードを手にした人たちが参加。「今すぐ廃案」「時代錯誤(さくご)の原発やめろ」と怒りのコールをしました。

 抗議を主催したのは、「脱原発☆スーツデモ」です。原発のない社会を求めて、2013年に市民有志で結成。岸田政権が、民意を無視して原発推進の政治を進めようとするなか、「原発ノーの声を大きく可視化させたい」と先週から抗議を呼びかけています。

 メンバーのひとりで、東京都中野区に住む川口和正さん(58)は、東日本大震災・福島第1原発事故が発生したことをきっかけに、官邸前などで10年以上「再稼働反対」と声をあげています。「事故から12年が過ぎました。岸田首相は、そのことを忘れたかのようです。原発をやめられないなら首相を辞めてほしい」と述べました。

 福島県いわき市から東京へ自主避難している鴨下祐也さん(54)は、「二度と同じような事故が起きてはいけない。原発推進へかじを切る法案は絶対反対です」と語りました。

 日本共産党の岩渕友参院議員が参加し、「GX電源法案を廃案に追い込むため、みなさんと一緒に頑張ります」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2023年5月27日より転載)