間もなく40年の運転期限を迎える、九州電力川内(せんだい)原発1・2号機の、20年延長運転の是非を問う県投票条例の制定を求める市民らが17日、直接請求のための署名開始に向けて、鹿児島県の塩田康一知事あてに、13人の請求代表者の証明書交付申請書を提出しました。併せて条例案と、条例制定請求書を提出、6月1日から署名をスタートさせます。
提出のため県庁を訪れたのは、「川内原発20年延長を問う県民投票の会」のメンバー。県地域政策課が対応しました。
条例制定請求に必要な署名数は、県内有権者の50分の1(約2万7千人分)で、会は6月から約2カ月間で3万人分を目標に署名を集めます。
会の向原祥隆事務局長は「知事、県議会は川内原発の20年延長について県民の意思表示ができるよう県民投票を実施してほしい」「多くの県民に署名活動に参加していただき、できるだけ多くの署名を集めたい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2023年5月18日より転載)