臨時国会が開会した3日、参院選で当選した日本共産党の4人の新参院議員が初登院しました。党の非改選参院議員や衆院議員らの歓迎をうけ、国政に臨む決意を語りました。
「当落線上から文字通り押し上げていただいた」と選挙を振り返った山添拓議員は「『憲法が希望』と掲げてその声が少なくない人にまっすぐ届いた」と実感を語りました。党国会議員団への期待の高まりに触れ、国会質問を「映画の新作が出るのを待つように楽しみにしている方がいる」と紹介。「憲法を守り生かすたたかいの先頭に立って、『新作』を続々とつくっていきたい」と表明しました。
岩渕友議員は「全国の皆さんと一緒に勝ち取った議席」だと強調。岸田政権が原発再稼働に意欲を示すもとで国民の怒りは高まっているとし、「原発ゼロの実現のために引き続き全力を尽くしたい」と語りました。大軍拡ではなく暮らしを守ってほしいと共産党に託された願いを実現するために、「国民的な運動を大きく広げることと国会論戦を全力で頑張りたい」と表明しました。
田村智子議員は「3期目、全力でがんばります」と選挙での支援に感謝を表明。大逆流を押し返し、「『大軍拡でいいのか』『憲法には力がある』と正面突破の論戦で勝ち取った大切な比例3議席と山添さんの議席だ」と強調しました。「情勢は岸田政権の方が追い込まれている。軍拡、憲法、物価高など攻めに攻めて要求実現にがんばりたい」と述べ、コロナ対策でも「成り行き任せで命を守る覚悟もない岸田政権に迫りたい」と語りました。
「議席の重みを一歩一歩かみしめながらの初登院、再登院です」と語ったのは、3年ぶりに参院議員に返り咲いた仁比聡平議員。選挙戦では「憲法こそ希望、今こそ弁護士」と訴えてきたと述べ、「大軍拡、改憲に立ち向かい、外交の力で戦争の心配のない世界をつくろう。コロナをはじめ、暮らし、経済の願い、民主主義と政治、国会のありようが本当に問われている。力いっぱい、6年間臨んでいきたい」と力を込めました。
(「しんぶん赤旗」2022年8月4日より転載)