関西電力は8月1日、定期検査中の美浜原発3号機(福井県)で、放射能を含んだ水が漏えいしたと発表しました。原因は調査中で、同3号機は今月10日に起動を予定していましたが、影響は未定としています。
関電によると、1日午前11時20分ごろに運転員が、原子炉補助建屋内の床で水たまりを発見。漏えいは1次冷却水ポンプに注入するシール水のフィルター付近で、2系統のうち稼働していた1系統を停止し、別系統に切り替えたところ漏えいは停止しました。漏えいした水は、約7立方メートルで1次冷却水由来の220万ベクレルの放射能を含んでいると推定しています。補助建屋のタンクに回収し、外部への漏えいはなかったとしています。
(「しんぶん赤旗」2022年8月3日より転載)