中部電力は11月2日、運転停止中の浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)にある非常用ディーゼル発電機3台のうち、2台が約13時間運転できない状態だったと発表しました。同社の保安規定では、非常用発電機は2台を動かせる状態とするよう定めています。
中部電によると、10月31日午後5時10分ごろ、作業員が油漏れトラブルを起こした発電機1台の修理を終えましたが、運転スイッチを入れ忘れたといいます。翌11月1日午前9時25分ごろから、別の発電機1台の点検作業に入り、2台が動かせない状態となりました。
作業員は同日午後10時すぎ、運転スイッチを入れ忘れた1台に故障を示す警報が点灯していることに気付き、スイッチを入れたといいます。