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どうする柏崎刈羽原発・・新潟知事候補の回答は

公開質問状の回答を発表する(左から)村上、立石、桑原の各氏=13日、新潟県庁

片桐氏 「断固 再稼働反対」

現職 「信問う」と言うも明言せず

 新潟県知事選(29日投票)をたたかう現職の花角英世(自民、公明、国民民主が支援)、新人の片桐なおみ(日本共産党、社会民主党、新社会党、緑・にいがたが支援)の両候補に、選挙の争点である東京電力柏崎刈羽原発への態度を問う公開質問状を送った三つの市民団体が13日、新潟県庁内で回答結果を公表しました。

 「技術委員会に県民の声を届ける会」の立石由美共同代表、「いのち・原発を考える新潟女性の会」の桑原三恵代表、「ZOOMで語り合う“原子力防災”」の村上直行代表が記者会見に出席。7日に原発再稼働、原発事故の「3つの検証」、原子力防災のテーマで9項目の質問状を両候補の事務所に送付し、12日までに回答を得ました。

 再稼働の是非についての質問に、片桐候補は「断固として反対する立場」と回答。花角候補は、前回知事選でも公約に掲げていた県民に「信を問う」という回答を今回も繰り返し、再稼働への態度は明言を避けました。

 「3つの検証」や避難計画など、県民が県と意見交換するタウンミーティングを開く必要を問う質問には、「ある」と答えた片桐候補に対し、花角候補は「検証結果が出た後」に県民への説明の場が重要と回答。桑原氏は「私たちの声を反映した上で、検証結果を出してほしい」と要望しました。

 柏崎刈羽原発で過酷事故が起きた場合、住民の避難など県の対応を問うた質問への花角知事の回答について、村上氏から「国の原子力防災指針と、ほぼ同じ内容ではないか」との指摘がされました。

(「しんぶん赤旗」2022年5月15日より転載)