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火災の玄海原発停止を・・佐賀 共産党県議団が知事要請

要望書を手渡す井上(中央)、武藤(右)両県議=17日、佐賀市

 日本共産党佐賀県議団は11月17日、九州電力玄海原子力発電所の工事現場で火災が発生した件で、井上祐輔、武藤明美両県議が県庁を訪れ、山口祥義知事に玄海原発の停止を求めました。

 火災は3、4号機のテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」の工事現場で電源ケーブルを巻き取る電工ドラムの付近から出火、電工ドラムや周辺のケーブルが焼失しました。約1時間後に鎮火が確認されました。

 要望書では、九電に危機感を持った運営を求めるとともに、このようなことが二度と発生しないよう玄海原発の運転を直ちに停止し再発防止のための総点検を行うよう求めています。原子力安全対策課の高木貴弘課長が要望書を受け取りました。

 井上県議は「このような事案が相次いで起こっている。知事として九電に抗議する必要があるのではないか」と迫りました。

 県は同日、今回の火災を受け、九電に対して県庁で南里隆副知事が要請を行い、豊嶋直幸執行役員が対応しました。県によると南里副知事は「トラブルが何度も起きているので深く検証してほしい」と求めました。

(「しんぶん赤旗」2021年11月18日より転載)