関西電力は十六日夕、福井県内にある同社の原発で、配管の肉厚未点検部分が新たに四カ所見つかったことを明らかにしました。
関電によると、新たな未点検個所が見つかったのは、事故を起こした美浜原発3号機と、高浜原発1号機、大飯原発3、4号機。大飯3号機は定期検査で、同4号機は美浜3号機事故の後の点検険のため運転を停止していますが、高浜1号機は定格出力(八十二万六千キロワット)で運転中です。
未点検個所は、いずれも「スチームコンバータ加熱蒸気系統の配管」。関電は、「スチームコンパータは、プラントの補助設備で、停止しても安全運転に影響を与える設備ではない」として、高浜1号機のスチームコンバータを停止し、原発の運転は続ける意向です。