日本共産党嶺南地区委員会 > 美浜3号事故 > 美浜原発事 配管肉厚測定に着手‥停止の原発3基で順次

美浜原発事 配管肉厚測定に着手‥停止の原発3基で順次

美浜原発2号機で、二次系配管の肉厚を測定する作業員=8月17日、午後3時ごろ
美浜原発2号機で、二次系配管の肉厚を測定する作業員=8月17日、午後3時ごろ

関西電力は、17日午後3時ごろから、美浜原発3号機の蒸気噴出死傷事故を受け、点検のため停止した3原発(美浜2号、高浜2号、大飯4号)にいて、配管の肉厚を測定する作業に着手しました。

この日の検査は、美浜原発2号機のタービン建屋に併設されている中間建屋4階で、二次系配管が破損した美浜原発3号機と同じ流量測定用のオリフィス(絞り)下流部で点検が行われ、配管を覆う保温材などを長さ約2メートルにわたって取り外した上、超音波探傷装置を使い、検出器を表面にあて肉厚を測定しました。

オリフィス(配管の中を流れる冷却水の流量を測定するために、配管内に挿入された円形の金属リング)下流部は、配管の内径が絞り込まれており、水流の乱れが生じて、配管内側が削れる「減肉」現象が起きやすいとされている箇所です。

関電説明では、稼働中の原発8基を三つのグループに分け、順次運転を停止して配管の肉厚測定を進める予定だといいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です