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美浜再稼働 許されぬ・・NGO・市民団体が抗議声明 & 美浜再稼働 京都府民にも影響重大・・党府議団コメント

美浜再稼働 許されぬ・・NGO・市民団体が抗議声明

 運転開始から40年超の関西電力美浜原発3号機(福井県)が23日再稼働したことに対し、国際環境NGO「FoE Japan」と市民団体「原子力規制を監視する市民の会」は同日、抗議声明を発表しました。

 声明は、東京電力福島第1原発1号機が運転開始40年の検査に合格したばかりの炉で、設計の古さなどが事故を拡大させたと指摘。事故の教訓から、原発の運転期間を「原則40年」と法律で定めたのに、原子力規制委員会は延長運転を当たり前のように認めていると批判し、「危険な老朽炉の運転を進めることは許されない」と強調しました。


美浜再稼働 京都府民にも影響重大・・党府議団コメント

 日本共産党京都府議団(原田完団長、12人)は23日、関西電力が同日、美浜原子力発電所3号機(福井県美浜町)を再稼働したことに抗議するコメントを発表しました。

 コメントでは、運転開始から40年を超える原発の再稼働は初めてであり、「国民の安全を置き去りにする暴挙であり断固抗議する」と表明。テロ対策施設の建設が遅れているため、10月23日には再び運転を停止し定期検査に入るとされており、「まさに再稼働・稼働延長ありきの姿勢である」と批判しています。

 菅政権が温室効果ガス削減を理由に40年超運転の常態化を狙う中で再稼働が強行されたものであること、コロナ禍に対応した避難計画の見直しは進んでおらず、避難による感染のリスクや不安が解消されていないままであることを指摘。4月に福井県知事が、40年を超える高浜1、2号機と美浜3号機の運転に同意を表明しており、今後高浜1、2号機も再稼働されるならば、「京都府民にとっても極めて重大な影響がでることは明白である」と強調。美浜3号機の即時停止、老朽原発の廃炉、原発ゼロの決断を求めて、「党議員団として全力を挙げる」としています。

(「しんぶん赤旗」2021年6月25日より転載)