日本共産党の紙智子議員は11月14日の参院農水委員会で、即時原発ゼロの政治決断を行うよう要求しました。
紙氏は、「原発ゼロに踏み切り、その前提で再生可能エネルギーを推進することこそ、福島第1原発事故を体験した国民が強く求めていることだ」と強調。小泉純一郎元首相が「原発ゼロ」を主張していることに言及し、林芳正農水相に対し原発政策についての認識を問いました。林氏は「責任あるエネルギー政策を構築していく。できる限り原発依存度を低減していく」と答弁しました。
紙氏は、小泉氏のいう「核のゴミ処分場のあてもないのに原発を進めるほうがよほど無責任」などの主張が、すべての原発からただちに撤退する政治決断を求めた日本共産党の「即時原発ゼロ提言」と一致している部分もあると指摘。小泉氏が「首相の強力な権力を即時原発ゼロに使うべきだ。首相が決断すれば可能」と安倍晋三首相に繰り返し要求していることを示し、林氏もこれを受け止めるべきだと迫りました。